ALS Ice Bucket Challenge に賛同・参加します。

この数日で一気に話題になり、賛否の意見も飛び交っている

ALS Ice Bucket Challenge ですが、

私のところにもバトンが回ってきました。

ALS Ice Bucket Challengeについては……http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A2%E3%82%A4%E3%82%B9%E3%83%BB%E3%83%90%E3%82%B1%E3%83%84%E3%83%BB%E3%83%81%E3%83%A3%E3%83%AC%E3%83%B3%E3%82%B8

以下の考えから、活動に賛同し、参加します。

◇ 7000を超える難病や、様々な病、障害を抱えて生きる人がいることを知ってほしい
 私自身が、説明が難しく、なかなか周囲の理解を得ることができない病を抱えながら生きています。普段は、元気に過ごせます。しかし、ふとした切っ掛けで、日常生活の維持に支障をきたすような症状が出ることもあります。
 また、家族・親族には障害を持っている者も、難病を抱えている者もいます。彼らも、 普段は普通に生活しています。しかし、やはり、障害によって他の人と比べて苦手な動作や行為があったり、薬によって体調を管理したりながら日々を過ごしていたりします。

  私のごく近い家族、親族だけでも、様々な困難を抱えて生きています。

  世の中には、周囲に気付かれない何かを抱えて生きている人がたくさんいるはずです。

  でも、それは、なかなか他の人の目には見えません。理解も得にくいです。

 世界を変えるためには、まず、多くの人が多くのことを識ることが必要だと考えます。 難病だけでなく、様々な病や障害を抱えながら生きている人が身の回りにたくさんたくさんいるのだということを。

 今回の取り組みは、ALSの啓発活動です。特定の難病についての活動であり、上記のように、多くの病や障害についての活動ではありません。
 しかし、私には、これまでも、これからも、Ice Bucket Challengeのような取り組みにどんどん協力していこうという意志があります。これから、様々な形で行われるであ ろう病や障害など、誰かが今を生きることの困難となる事実についての啓発活動。 私は、 自分にできる限り、それらの活動に参加していきたいと考えます。

  今回、ALS Ice Bucket Challengeに参加するのは、そのような考えの一端です。

◇ 金銭的支援を行うか、行動的支援を行うかの判断
 ALS Ice Bucket Challengeには、氷水を被り、活動をつなぐという形で参加します。 心苦しいのですが、金銭的支援は行いません。

 上述の通り、世の中には7000を超える難病があり、それ以外にも、日々の生活に困難をもたらす病や障害がたくさんあります。そして、それらに苦しむ人たち、その人たちを支援する団体が次々に類似するキャンペーンを始めた場合、残念ながら、それら全てに100ドルを寄付することは、私にはできません。

  私は、それが嫌なのです。

  同じような状況で支援を必要としている人や団体がたくさんいる中で(明確な理由がある場合は別として)たまたまメジャーになっている団体にだけ金銭的寄付をする、ということに抵抗というか、心苦しさがあります。流行に乗るだけのような、一過性の活 動で終わりたくないのです。
  ですから、(これまでも同様でしたが)今後の活動方針を以下のように明示します。

  病や障害に関する「啓発活動」参加の依頼があった場合、私に無理なことで無い限り 最大限に協力します。

  他方、金銭的支援については、以下のような自分ルールを以前からもっています。

① 治療費を集める募金活動を見かけたら、1件の事案につき1000円を寄付する。
  大学時代、友人のお父さんの同僚が海外での臓器移植が必要な病状になり寄付を募る活動が行われました。ボランティアサークルに所属していた関係もあり、友人から  依頼を受け、悩みに悩んで、募金活動に参加しました。
  臓器移植のための募金活動は、日本中の様々なところで行われています。その全てに寄付する財力は、私にはありません。しかし、自分が一度は寄付を募る側として活動した以上、寄付を求められる側になったときにそれを素通りすることは、私の感覚としては嫌なのです。
  そこで決めた自分ルールが、「臓器移植に関する募金活動に出会ったら、一事案につき1000円を寄付する」だったのです。
  もちろん、ただの自己満足です。しかし、私が行動選択をする上では大事なルールです。

② 金銭的・物品的寄付が即効性をもつ災害等については、極力協力する

  ここまでに述べたような、病や障害については、ALSも含めて、今すぐにたくさんのお金が集まったからといって、それらに苦しむ人たちがすぐに救われるという訳ではありません。時間をかけた研究と、それが実を結ぶまでを支える息の長い支援が大切だと考えています。
  しかし、瞬間的、短期的な金銭・物品の支援が必要な場合もあります。例えば、今現在も救出、復旧活動にある広島の土砂災害や、京都福知山の水害などです。被災された方々の当面の生活と復旧を支えるためのお金や物が必要です。
  このような場合は、できる限りの寄付行為を行うことにしています。

  まとまり無く書きましたが、以上の考えから、今回のALS Ice Bucket Challengeでは、趣旨説明→氷水をかぶる……の動画を公開することで、啓発活動に参加します。

 賛否はあるでしょうが、今の私の考え方ということで、ご理解ください。

 また、後続については、突発指名ではなく多くの友人に声をかけて参加者を募っています。私の動画撮影までに承諾の返事をくれた友人を指名します。